HOME > リフォームに関する保険 > 完成保証制度とは

完成保証制度とは

完成保証制度は、国土交通大臣が指定した以下の保険会社が扱う保険の1つです。

この5社は、「住宅瑕疵保険」「リフォーム瑕疵保険」「完成保証制度」の3つの保険を主に取り扱っており、ここではその中の1つである完成保証制度について説明しています。

●サービス内容

リフォームを依頼する会社が完成保証制度に登録していれば、万が一、工事中にそのリフォーム会社が倒産してしまった場合、前払い金(払っていた場合)と、工事を完成させるために必要な費用が保証されます。
工事を完成させるために必要な費用とは、新たな追加工事費用だけでなく、そのままにしてあった足場の組替え代なども含まれます。
さらに、ご自身の希望に合った、工事を引き継いでくれる会社を斡旋してくれます。

では、リフォーム瑕疵保険と比べてみましょう。

リフォーム瑕疵保険を適用しており、その会社が倒産した場合、補修費用を直接保険会社に請求できます。
ただし、それはあくまで工事に不備があった場合となります。
支払われるのは補修費用ですので、工事に不備がなかった場合は支払われることはありません。

もし、リフォーム瑕疵保険にのみ入っている会社が、工事中に倒産して工事が途中でストップしてしまったら、どうなるかおわかりでしょうか。
その完成させた部分まで工事が上手くいっていたら、補修費用は必要ないので、瑕疵保険では何も保証されないのです。
前払い金も補修費用とは違うので返ってきません。

"倒産して工事がストップした場合"に備えるのが完成保証制度となります。

●手続きについて

手続きに関しては、リフォーム瑕疵保険と概ね同じです。
完成保証制度に登録するのはリフォーム会社なので、着工前にリフォーム会社にお願いして申し込んでもらいます。
「リフォーム瑕疵保険」には入っているが「完成保証制度」には入っていない会社もあるので確認しておきましょう。
また、完成保証制度にも「住宅用」と「リフォーム用」があるので、リフォーム用の完成保証制度に登録しているかも確かめる必要があります。

●保険料

保険料は5~10万円程度、こちらも瑕疵保険と同じで、発注者が支払うのか、リフォーム会社が支払うのかについては明確な法律の定めはありません。保険会社もこれには関与せず、当事者間の話し合いで決めることになります。

●完成保証制度への当サービスの対応

リフォーム比較ナビでは、加盟条件に完成保証制度への登録は義務付けておりません。
業績の良いリフォーム会社を選定しているため、工事中に倒産することは非常に稀だと判断し、そのようにしております。

また、保険会社でも完成保証制度に関しては、リフォームを適用させていない会社も見られます。
「(株)日本住宅保証検査機構」ではリフォーム用の完成保証もありますが、「住宅保証機構(株)」では新築用しかありません。
これは、新築と違いリフォームは工事の期間や規模が小さくなるからでしょう。

もし、完成保証に登録しているリフォーム会社のみの紹介を希望される場合は、お申込みページ、もしくはお問い合わせにその旨を記入してご連絡ください。
瑕疵保険の他、完成保証制度にも登録している会社をご紹介します。